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『2012』ならぬ『2022』というタイのディザスター映画を見た!
評価:
¥ 4,440
Amazonおすすめ度:
No パニック,No 感動

 
JUGEMテーマ:映画

てっきり、エメリッヒの『2012』のパロディ的に日本版としてこんなタイトルを付けたのかと思ったら、そもそも原題が『2022』だった。ちなみにタイ映画。

内容としては、タイを襲う津波の驚異を描いたディザスターパニック映画。実はヨーロッパを大寒波が襲っていたり、アメリカに多数のサイクロンが発生したりと、世界中で同時多発的な災害が発生している。まさに自然の猛威によって、地球が危機に瀕しているのだけど、この映画は基本的にタイのことしか描かない。これだけの災害なんだから、他所の国まで手が回らないのは当然だ。

ストーリー的には、このテの映画では典型的な展開を見せる。イチ早く危機を察知した学者が、首相に知らせる。そして、危機に直面した人々は……?という感じ。所謂、グランドホテル形式の映画で、たくさんの登場人物が出てくる。ちょっと尺に対して登場人物が多すぎる気がしなくもないけどね。

で、そんな中で最も印象的なのは首相だ。劇中で「政治家には善人か極悪人しかいない」という台詞が出てくる。この首相は間違いなく善人。人類滅亡の危機に直面した一国の元首が取るべき行動って何だろうか?彼はバンコクが津波に呑まれると、躊躇なくレスキュー隊と共にヘリに乗り込み、レスキュー隊の先頭に立って、逃げ遅れた国民を救助し始める。まさに善人の行動だ。一国の元首の取るべき行動としては、ちょっと「?」だけど、とにかく善人だ。そんな彼にはラストで仏教の国タイならではの奇跡が待っている!

最大の見せ場は、やっぱり巨大津波。引き絵の時はなかなかの迫力。ただ、そんな巨大な津波がビーチを襲ってる瞬間に、のんびりとビーチでバカンスを楽しんでるカップルがいたりもするのはご愛嬌。いや、最後の最後だから二人でいたかったのか?

ちなみにタイトルの『2022』なんだけど、『2012』みたいに「マヤの予言が云々」みたいな「何故、2022年なのか?」という説明が全くなかったと思うんだけど、きっと僕がタイ語が分からなくて、聞き逃したんだ。


| 映画 | 18:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』 1600万年の時を超えた決着の行方は?
評価:
¥ 4,440
Amazonおすすめ度:
まったくいいところなし…
空も飛べるはず
このバカさはいい!こんなバカ映画久しぶりだ!

 
JUGEMテーマ:映画

巨大生物同士が対決する!
それは僕の大好物のジャンルだ。
で、『メガシャーク VS ジャイアント・オクトパス』は、タイトルの通りに巨大なサメと巨大なタコの対決が繰り広げられる。

氷河の中に閉じ込められていた巨大なサメと巨大なタコが蘇る。太平洋で大暴れする二匹の巨大生物。偶然、その二匹の驚異に気付いた海洋生物学者があれこれと策を講じて、二匹を倒そうとする。まあ、そんなようなストーリーなんだけど、勿論、ツッコミどころはたくさんある。でも、そんなの一つ一つ指摘してたら、キリがない。細かいことを気にするのは止めます。

巨大生物とは言え、サメとタコなんだから、海に入らなきゃそんなに危険じゃなくね?って指摘は至極真っ当。海洋生物系のモンスターにつきまとうジレンマだ。なんとこの作品はそこにちゃんとした解答を用意している!

まず、規格外にデカイのだ。どれくらいデカイかと言えば、ゴールデンゲートブリッジを噛み砕くぐらいにデカイ。メガシャークに噛み付かれて、ゴールデンゲートブリッジは見事に真っ二つ!

海の近くが安心できないことは分かった。でも、飛行機で移動すりゃイイじゃん。と次には誰でも考える。しかし、この作品の二匹のモンスターに死角はない。巨大な足で戦闘機を撃墜するタコ!そして、海上を旅客機にジャンプして喰らいつくサメ!空だって安全じゃない!

最強の二匹の巨大生物に死角なし!まさに人類に逃げ場なし!どうする人類!?しかし、人類の叡智は突破口を見つけ出す!そうだ!巨大生物同士を戦わせて、共倒れさせれば良いじゃないか!

ついに対決するメガシャークとジャイアント・オクトパス。1800万年の時を超えた決着の行方は?……結局、どうなったの?



| 映画 | 12:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
実写版『魁!!男塾』は、見てると寒くなるので夏場にオススメ!
評価:
VAP,INC(VAP)(D)
¥ 1,880
Amazonおすすめ度:
テレビで観たんですが
期待しすぎなければ名作
アクションはいいが

 
JUGEMテーマ:映画


北村龍平監督の『VERSUS』を観て以来、ずっと気にかけて追いかけている坂口拓が初監督。しかも題材が『男塾』。見なきゃならんなあ。とは思いつつ、ずっと二の足を踏み続けていた実写版『魁!!男塾』をようやく観た。

原作は言わずと知れた「週刊少年ジャンプ」黄金期の大ヒット作。無論、僕も読んでたし大好きな作品。それなりに思い入れもある。だけど、どう考えてみても、まともに実写映画化できる作品とは思えない。そんなわけで、正直、作品そのものへの期待はしてなかった。「ある意味で面白い」になってれば御の字というくらいのスタンス。それだけハードルを下げて観たにも関わらず……2時間弱の間、画面の前から逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

この映画『男塾』って題材を全く料理できてない。
とにかく、出てくる登場人物がテロップが出なければ誰なのか分からないくらいに、原作キャラと似ても似つかないのも問題だけど、それ以前に気になったのは、最後の坂口拓扮する桃と榊英雄扮する伊達の対決。

坂口拓と榊英雄と言えば『VERSUS』で本当に見応えのある格闘戦を見せてくれた二人。リアルな格闘を見せられるアクション俳優として日本では貴重な存在だと思う。でも、それは『男塾』には不要な要素なんだ。投げたり、関節取ったり、スピーディーな打撃とか、そんなのわざわざ『男塾』って題材でやる必要ないよ。完全に題材選びの時点で失敗してる。

あと、尺の都合だろうけど「驚邏大四凶殺」が「驚邏大三凶殺」になってるのは仕方ないとしても、虎丸(山田親太朗)が完全に人数合わせ以上にはなってない。全く無意味な富樫(照英)のデート話とかやるくらいなら、虎丸のキャラを膨らませる話を序盤に入れるべき。もっとも、原作でも「驚邏大四凶殺」の虎丸は人数合わせ感が漂うのは否めないんだけどさ。

『男塾』という作品への思い入れをもって作られた映画だとは思う。むしろ、その思い入れの空回りを感じてしまう。残念。
| 映画 | 16:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『ドラゴンボール・エヴォリューション』を批判してる人、まずは実際に見てから言おうよ。
評価:
¥ 1,950
Amazonおすすめ度:
くっ、くそったれ〜っ!
ヒドくて笑えました
まあ…

JUGEMテーマ:映画
 
『ドラゴンボール・エヴォリューション』について、ネット上では「オールタイムワースト級」と評価しているのを結構見かける。ただ、その評価は本当にこの映画を見て下しているのだろうか? 僕が思うに「見てないけど、これはダメ」という感覚のみで評価している人も多い気がする。見てないのに、この映画を悪く言うのは止めて欲しい、それはこの映画に金払った奴に失礼だよ。

で、僕はこの映画に金を払って(まあ、TSUTAYAの旧作100円だけどね)最後まで見た。と言うことで、感想なりをツラツラと書いてみる。

物語は原作のピッコロ大魔王編を軸に、いろんな要素が入ってる。悟飯(子供の方)が学校に通ってた頃の感じとか、連載開始当初の感じとか。あと、天下一武道会らしきものもチラっと出てくる。要するに『ドラゴンボール』の原作をいろいろとつまみ食いしたような構成のシナリオになってる。と言うか、これは食い散らかしてるだけだ。

とにかく気になったのが、世界の存亡を賭けたストーリーの筈なんだけど、スケール感が圧倒的に足りない点。具体的には、伝説の存在である筈のピッコロ大魔王が、唐突にひょっこり隣に立ってたりする感じ。こんな登場の仕方で物語が盛り上がると思ったんだろうか? 最後に登場する神龍も「願いを叶えてくれる道具」以上の存在になってない。ここら辺に感覚のズレがある。

前述のとおり、原作の要素をいろいろと入れようとしてるのは分かるけど、原作だとピッコロ大魔王編までに十分なストーリーの下地があって、その上でのドラマだから盛り上がるわけで、いきなりここから始められても、やっぱり原作の盛り上がりには及ばない。これは『ドラゴンボール改』でも思ったことだけど、盛り上がってるところから始めるだけでは、盛り上がらないんだよね。

結論から言うと、お世辞にも面白い映画なんて言えない。でも、「ハリウッドが金かけて作った『ドラゴンボール』の映画」であることで、より低い評価になっていることは否めない。そういう意味では不幸な映画だよね。
| 映画 | 10:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『アゲイン 男たちの挽歌3』は不満もあるけど、好きな映画なんだよね。
評価:
---
Amazonおすすめ度:
コレを見てPART1をもう一度観るべし!
前の2作に負けない感動作☆
びっくり!!

 
JUGEMテーマ:映画

『男たちの挽歌』は大好きな映画。純粋に映画として最も面白いのは1作目。2作目のクライマックスの爽快感も大好き。では、3作目はどうか? と言うことで、今回は『アゲイン 男たちの挽歌3』を紹介する。

本作のタイトルは日本公開時には『アゲイン 明日への誓い』だった。正統な『挽歌』シリーズなのに、日本の映画会社がシリーズ作ではない作品に『男たちの挽歌 最終章』みたいなタイトル付けちゃったもんだから、『男たちの挽歌』ってタイトルを使いづらくなって、結局、微妙なタイトルでの公開になったらしい。でも、実際、続編としては微妙な位置付けだと思う。

と言うのも、本作が描くのは1作目の前日譚。1作目のラストで死亡したチョウ・ユンファ扮するマークを主人公に据えた作品。1作目のマークがいかに誕生したかを描いたエピソード0に当たる物語。

ただ、マークがマークになる為の物語としては、僕はちょっと納得いかんです。確かに劇中でサングラスやコートを手にする描写はあるものの、この作品の物語だけでは、普通の青年があのマークになるとは思えない。マーク以外のキャラが全員本作で初登場というのも問題アリ。やっぱり、ここはテイ・ロンあたりが出てきて、1作目と本作を繋ぐ役目を果たして欲しかったなあ。

アニタ・ムイのキティ、レオン・カーフェイのマイケル、そして、敵役はホーを演じるのは時任三郎。本作で一番カッコイイのは、僕は時任三郎のホーだと思う。吹替の声は微妙だけど、アクションも佇まいもユンファに全く引けをとらないカッコ良さ。ただ、名前がホーっていうのだけは何とかして欲しいなあ。これは日本語字幕の問題かも知れないけど、『男たちの挽歌』でホーって言ったら、そりゃテイ・ロンでしょ。そこは考えて欲しかった。

と、まあ、物語のディテールが甘いのは間違いないし、文句もいろいろあるけど、クライマックスの戦車との対決など、ツイ・ハーク演出らしい豪快な演出も悪くない。何よりアニタが唄う「夕陽之歌」が最高。この映画、好きです。

| 映画 | 19:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
【ツイッター映画会外伝「予告編GP」】 エントリー作品リスト #tweigakai
UGEMテーマ:映画

只今、ツイッター上で【ツイッター映画会外伝「予告編GP」】 を開催中。

【ツイッター映画会外伝「予告編グランプリ】の詳細
→ http://zhi-ze.jugem.jp/?eid=262


投票は終了しました。

エントリーされた70作品をまず5作品程度まで絞り込みたいと思います。

下記のリストから、あなたが面白いと思った作品を最大で5作品選び、ハッシュタグ #tweigakai をつけてTwitterでつぶやいてください。
投票例)
投票します。『猿の惑星』『続・猿の惑星』『新・猿の惑星』『猿の惑星・征服』『最後の猿の惑星』 #tweigakai
なお、自分で推薦した作品への投票は、最大で2作品までとさせていただきます。

投票締切:
2010年2月27日22時00分


皆様からの投票をお待ちしております!

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下記の動画では50本目までしか連続再生できないようです。
以下のURLにアクセスし、[すべて再生]をクリックすると、全ての予告編を連続再生できます。

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以下は、エントリーされた作品の一覧です。
※エントリーは締め切りました。

【ツイッター映画会外伝「予告編GP」】 エントリー作品リスト その1
(Entry No.001 〜 No.020)

【ツイッター映画会外伝「予告編GP」】 エントリー作品リスト その2
(Entry No.021 〜 No.040)

【ツイッター映画会外伝「予告編GP」】 エントリー作品リスト その3
(Entry No.041 〜 No.060 )

【ツイッター映画会外伝「予告編GP」】 エントリー作品リスト その4
(Entry No.061 〜 No.071 )


001 もののけ姫
002 SPACE BATTLESHIP ヤマト
003 リターナー
004 雲のむこう、約束の場所
005 女囚701号/さそり
006 ロボゲイシャ
007 スウォーズマン 女神復活の章
008 ダークナイト
009 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
010 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
011 12モンキーズ
012 シャイニング
013 ミスト
014 クローバーフィールド
015 ルパン三世 ルパンVS複製人間
016 処刑人
017 バレットバレエ
018 リベリオン
019 CASSHERN
020 ゴッド・ディーバ

021 大日本人
022 ファイブスター物語
023 the Karate Kid
024 第9地区
025 ぼくらの七日間戦争
026 スウォーズマン 女神伝説の章
027 クリフハンガー
028 ガメラ2  レギオン襲来
029 八点鐘が鳴るとき
030 アヴァロン
031 メカゴジラの逆襲
032 空の大怪獣ラドン
033 海底軍艦
034 マルタイの女
035 コータローまかりとおる!
036 妖星ゴラス
037 Godzilla
038 REC/レック2
039 Brother
040 ブレアウィッチプロジェクト

041 超級學校霸王
042 宇宙からのメッセージ
043 天使の涙
044 ガンヘッド
045 HERO 英雄
047 トレマーズ
048 ネクスト
049 僕の彼女はサイボーグ
050 ミッション・インポッシブル
051 デッド・オア・アライブ
052 火山高
053 肉弾
054 ザ・グリード
055 ルパン三世 念力珍作戦
056 アイ・アム・サム
057 PUSH 光と闇の能力者たち
058 デイ・アフター・トゥモロー
059 スパイダーマン2
060 ショーシャンクの空に

061 2001年宇宙の旅
062 マインドゲーム
063 時計じかけのオレンジ
064 猫が行方不明
065 レクイエム・フォー・ドリーム
066 機動警察パトレイバー
067 東映まんがまつり(1984年)
068 スペースバンパイア
069 天と地と
070  サラマンダー
071  D-WARS ディー・ウォーズ

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| 映画 | 12:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
香港映画『SPY_N』の藤原紀香は頑張っていると思う。
評価:
¥ 1,616
Amazonおすすめ度:
いまいち、紀香はこんな仕事しかしてないからいつまでも観賞用タレント!
アーロン最高!
内容はありきたりかもしれませんが・・・

 
JUGEMテーマ:映画

藤原紀香が香港映画に出演。それも、アーロン・クォクと共演のアクション映画だと聞いたのは、もう随分前になる。当時から見ようと思ってたのだけど、なかなか見る機会がなかった。で、ようやくその映画『SPY_N』を見た。

『SPY_N』で描かれるのは、刑事と麻薬組織の攻防。まあ、ストーリーはその程度に押えとけば十分。だって、大したストーリーじゃないもの。

主人公の刑事をアーロン・クォク。その相棒アレックスをワン・リーホン。アメリカからやって来た麻薬密売組織のボスをヒップホップアーティストのクーリオが演じる。

で、藤原紀香はと言えば、インターポールの潜入捜査官。
彼女、意外に頑張ってると思う。アーロンやワンリーホンに混じってのアクションシーンも、スタントなしで結構やってるみたいだし、何より最近ではすっかり見なくなったお色気要員としての役割をしっかりと果たしている。

日本での藤原紀香の何故か“大物女優”的な扱いだ。彼女の女優としての実績を考えると、正直、首を捻らざるを得ないのだけど、本当に“何故か?”その扱いが定着してしまっている。本来の彼女にはこの映画で担っているようなお色気要員としての側面も少なからずあった筈。そのポジションだとやっぱりハマるキャラクターを彼女は持っている。そう考えると、今の日本での彼女のポジションは間違いなく、彼女の幅を狭めていると思う。勿体無い。

主人公のアーロンはさすがにカッコイイ。キャラクター的には二枚目半くらいの感じだけど、アクションは本当に決まる。彼のアクションは見応えがある。余談だけど、アーロンは一時期、ダンスに変なクセがつくのを嫌ってカンフー映画への出演を封印していたという。彼のカンフー映画で『赤脚小子』という作品があるのだけど、これが傑作なんだ。是非、日本語字幕で見たい作品。

と、まあ、お話はともかくそれなりに見所のある映画でした。
| 映画 | 17:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
正直、disってやる気で見た『猟奇的な彼女 in NY』が思いのほか面白かった。
評価:
¥ 3,000
Amazonおすすめ度:
たまたまWOWOWで拝見
止めとけば・・・
24のキムことエリシャ・カスバードが主演、気楽に楽しめるストーリー展開


JUGEMテーマ:映画
 
『猟奇的な彼女』を初めて見たのは、もう7年も前になる。映画館で見て、もうすっかりこの作品の魅力にやられてしまった。すぐに原作本も買ったし、DVDも発売日に買った。で、『猟奇的な彼女』がハリウッドでリメイクされるって話は当時からあって、それも期待してて、どうなったんだろう?と思ってたら、いつの間にか完成していたらしい。そんなわけで、韓国映画『猟奇的な彼女』のハリウッドリメイク『猟奇的な彼女 in NY』を見た。

ストーリーはオリジナル版に比較的忠実で、主人公のチャーリー(ジェシー・ブラッドフォード)とヒロインのジョーダン(エリシャ・カスバート)が駅のホームで出会って、勿論、猟奇的な彼女に振り回される。主人公と彼女が剣道やるシーンまで忠実、そこは別に剣道じゃなくても良くない?とも思うけどね。

違う点としては、主人公の友人の存在。オリジナル版ではほとんどキョヌと彼女だけしか主要なキャラは登場しないが、ハリウッド版では主人公に友人(寮のルームメイト)が登場する。彼の様々な助言によって、チャーリーの気持ちが明確になる展開は分かりやすくて、良いアレンジだと思う。

シナリオ上で決定的に変っているのが、主人公がタイムカプセルを埋めた木を植え替える理由。このエピソード自体はオリジナル版にもあるのだけど、本作では手紙を読む前に、目印が無くなって彼女に再会できなくなるとるという理由で植え替えている。この変更に顕著なように、本作では二人が結構、ストレートに恋愛感情を表現している。互いに相手に恋していることが、かなり序盤から明示されていて、オリジナル版にあった回りくどい感じが薄められている。好みの問題もあるだろうけどい、僕はこの変更は嫌いじゃないです。

正直言うと、アメリカでも劇場公開されなかった本作を見るにあたって「どんな失敗リメイク作か見てやろう」と思ってたのだけど、オリジナル版よりもスマートに洗練されている部分もあって、かなり良かったと思う。それだけに劇場公開されなかったのが残念。エリシャ・カスバートも良かったけど、当初の予定通りジェシカ・アルバが主演だったらなあ。
| 映画 | 19:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
血圧低めなラブコメディ、新垣結衣主演『恋するマドリ』
評価:
¥ 1,929
Amazonおすすめ度:
少女、もやもやに触れる
悪くないが、とても良い訳でもない…
結衣の愛らしさは譬えん方無し


JUGEMテーマ:映画
 
新垣結衣のイメージっていうと、チョット前まではやっぱりポッキーのCMの印象が強くて、元気娘的な感じだった。でも、どうやら彼女はそういうキャラじゃないんじゃないの?っていうのが、かなり世間的にも浸透してきてる気がする。

新垣結衣主演の『恋するマドリ』を見た。この映画で新垣結衣が扮するのは、姉の結婚を機に一人暮らしをすることになった美大生。このヒロインは基本的に血圧低めのキャラになっていて、最近の(おそらくホントの姿に近いであろう)新垣結衣のイメージに近い感じで、ハマリ役だと思う。

ストーリー的には、新垣結衣扮するヒロインと、彼女が引っ越した先で偶然知り合った元恋人同士の二人の男女(松田龍平、菊地凛子)との微妙な三角関係を描いたラブストーリーだ。

基本的にこの映画の登場人物は、ヒロインだけじゃなく、だいたいみんな血圧低めな感じ。中西学らヘラクレスプロレスの面々ですらも若干、抑え気味なくらい。そんな血圧低めな感じの中で、オフビート気味な笑いが展開するのは嫌いじゃない。

松田龍平と菊地凛子は二人とも、僕の中では「芝居が上手いだか、下手なんだかよく分からない俳優」に入っているんだけど、この作品の中でも二人はの役はハマってた。

全体としてソツなくまとまった佳作だとは思うけど、わざわざ2時間かけて見ようと積極的になれるほどの何かがあるか?と言われると、正直、微妙。新垣結衣のファンなら見て損はないと思う。

それにしても、タイトルの『恋するマドリ』はちょっといかがなものか? 別に間取りはストーリー上、そんなに大きな意味を持ってない気がするんだけどなあ。どっちかと言うと『恋するイス』か『恋するヒッコシ』じゃないかな?
| 映画 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『カーマ・スートラ/最終章』には、いろんな意味でもうちょっと頑張って欲しかった。

JUGEMテーマ:映画
 
僕の中のインド映画のイメージと言うと、大勢が唄って踊って、ヒゲの主人公が悪漢相手に大暴れという映画なんだけど、今回紹介する『カーマ・スートラ/最終章』はそういう映画では無かった。

夢の中に現れる美女を追いかけてインドに渡ったアメリカ人が、夢の中の美女とそっくりな女性に出会うというのが『カーマ・スートラ/最終章』のストーリー。中盤で明らかになるのだけど、二人は前世で悲劇的な結末を迎えた恋人同士の転生だった。

タイトルの『カーマ・スートラ』は日本の配給会社が付けたタイトル。「カーマ・スートラ」はインドの三大性典の一つと言われる愛の経典で、性行為についての赤裸々な記述が有名らしい。「ちょっとこの映画エロいですよ」みたいな売り方の一貫としてのタイトルなんだろう。確かに多少エロいシーンはあるけど、そこまで大したもんでも無かった。

見ててキツイのは編集の雑さ。カットの繋がりとかが凄く不自然。技術的な問題もあるんだろうけど、90年代後半の映画だということを考えれば、もう少しなんとかならなかったのかな?というのが正直なところ。カットの繋ぎ目とかが、あまりにもハッキリし過ぎているし、全体的に何か唐突に画面が切り替わる印象。これが終始気になって仕方なかった。

何かでダンスとバトルはインド映画のお約束みたいなことを読んだ気がするのだけど、一応、この映画でもダンスとバトルがある。ダンスの方はストーリー的に必然もあってなかなか良いと思ったけど、クライマックスのバトルの方は必要以上に長い気がした。そんなに見応えのあるバトルじゃないんだから、もっとあっさり終わってくれれば良いのにという感じ。

正直、見所はヒロインのシャノン・マクリードの美しさくらい。僕はやっぱり大勢が唄って踊って、ヒゲの主人公が悪漢相手に大暴れするインド映画の方が好きだな。

| 映画 | 09:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ

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