Sequel
2009.07.01 Wednesday
速読をマスターしたい!
JUGEMテーマ:読書
小飼弾さんや勝間和代さんほどとは言わないまでも、ある程度の速読を身に付けたいと常々思っている。
目標としては、文庫本一冊を30分というところ。
1日に3冊、月に100冊というラインをクリアできるなら、最高だ。
だけど、これは遥かに遠い話。
現時点で言えば、僕の読書スピードは、せいぜい文庫本1冊を2時間というところだろう。1ヶ月に読む本の数は平均で10冊。単に多読すれば良いというものでもないが、やっぱり数は力だ。たくさん読んでおいて損にはならないだろう。
以前、会社の同僚から教えてもらって、『王様の速読術』という本を読んだ。これは非常に参考になった。ただし、これは読むスピードを上げるというよりも、一冊の本に費やす時間を効率化するという考え方なのではないかと思う。
まず、前書、目次、後書、著者のプロフィールを精読し、次に1ページ2秒のペースで、最後までページをめくる。その間に図表やイラスト、見出しなどの印象的な部分をピックアップしておき、最後に自分にとって重要と思われるページに重点を置いて読む。と言うのが、『王様の速読』に書いていた内容だったと思う。要するに全体像をまず把握した上で、自分にとって必要な情報を取捨選択するという方法だ。
このやり方は確かに有効で、ビジネス書などを読むにはかなり適していると思う。おそらく30分もあればその本の中から有用な情報を拾い上げることが可能だろう。
『王様の速読術』の方法で例えば、推理小説を読むと、何だかちっとも面白くないのだ。当たり前と言えば当たり前。最初に全体像を把握してしまっているわけだから、どんでん返しがどこで起こるのかとか、意外な犯人とかが分かってしまうと興ざめ甚だしい。基本的に初めて読む小説には不向きな方法だ。
『王様の速読術』の方法。それはそれとして、やはり純粋に読むスピードを上げる方法も検討する必要があると考えて、いろいろとネットの情報を手繰ってみると、「頭の中で音読してはいけない」という記述に何度か出会った。
頭の中で音読していると、結局それは声に出して読むときとさして変わらないペースで読むことになる。実際には人間は、それ以上のスピードで文章の内容を理解することが出来るので、このハードルをクリアすることが速読の第1段階らしい。
なるほど。納得のいく理屈だ。しかし、一つ問題がある。肝心のそのハードルをクリアするにはどうすれば良い? と思って、ネットで探してみると、一つの記事に出会った。
文章を全て読むのではなく、文章の中から飛び飛びに文字を拾い上げて読んでいく。人間の脳はよく出来ていて、文中の数文字を拾い出して読むと、その間を前後の関係から上手に補完して、理解できる文章を作ってくれる。
そう言えば、以前、最初と最後の文字さえ合っていれば、無茶苦茶な文章でも人間は読んでしまうというのが、ネット上で流行ったことがあったけど、要するにアレと同じ理屈か。
実際に試してみると、確かに圧倒的に早く読める。今、『モンテ・クリスト伯』を読んでいるのだけど、いつもの3倍近いスピードで読めている。元々、ある程度、僕が本を読むほうだったという理由もあるかも知れないけど、これくらいすぐに結果が出るのは、やっぱり凄い。
欠点もあるにはある。
集中力がいるのだ。脳がフル回転してる感じなので、読んでる間はかなり集中力が必要になる。また、いつもより速いペースで視点が移動するわけだから、普段よりも若干眼が疲れる。
ただ、この二つの欠点と思われるポイントは、おそらくトレーニング次第で克服できる。
毎日、10分間のトレーニング。頑張ってみようじゃないか!
【関連記事】
人間、恐るべしという話。 | ジズゼゾ 〜 Zhi-Ze Zest Zone 〜
小飼弾さんや勝間和代さんほどとは言わないまでも、ある程度の速読を身に付けたいと常々思っている。
目標としては、文庫本一冊を30分というところ。
1日に3冊、月に100冊というラインをクリアできるなら、最高だ。
だけど、これは遥かに遠い話。
現時点で言えば、僕の読書スピードは、せいぜい文庫本1冊を2時間というところだろう。1ヶ月に読む本の数は平均で10冊。単に多読すれば良いというものでもないが、やっぱり数は力だ。たくさん読んでおいて損にはならないだろう。
以前、会社の同僚から教えてもらって、『王様の速読術』という本を読んだ。これは非常に参考になった。ただし、これは読むスピードを上げるというよりも、一冊の本に費やす時間を効率化するという考え方なのではないかと思う。
まず、前書、目次、後書、著者のプロフィールを精読し、次に1ページ2秒のペースで、最後までページをめくる。その間に図表やイラスト、見出しなどの印象的な部分をピックアップしておき、最後に自分にとって重要と思われるページに重点を置いて読む。と言うのが、『王様の速読』に書いていた内容だったと思う。要するに全体像をまず把握した上で、自分にとって必要な情報を取捨選択するという方法だ。
このやり方は確かに有効で、ビジネス書などを読むにはかなり適していると思う。おそらく30分もあればその本の中から有用な情報を拾い上げることが可能だろう。
『王様の速読術』の方法で例えば、推理小説を読むと、何だかちっとも面白くないのだ。当たり前と言えば当たり前。最初に全体像を把握してしまっているわけだから、どんでん返しがどこで起こるのかとか、意外な犯人とかが分かってしまうと興ざめ甚だしい。基本的に初めて読む小説には不向きな方法だ。
『王様の速読術』の方法。それはそれとして、やはり純粋に読むスピードを上げる方法も検討する必要があると考えて、いろいろとネットの情報を手繰ってみると、「頭の中で音読してはいけない」という記述に何度か出会った。
頭の中で音読していると、結局それは声に出して読むときとさして変わらないペースで読むことになる。実際には人間は、それ以上のスピードで文章の内容を理解することが出来るので、このハードルをクリアすることが速読の第1段階らしい。
なるほど。納得のいく理屈だ。しかし、一つ問題がある。肝心のそのハードルをクリアするにはどうすれば良い? と思って、ネットで探してみると、一つの記事に出会った。
10分のトレーニングで3倍速以上に読めるteruyastar速読法 - teruyastarはかく語りきこの記事の内容は本当に参考になった。
文章を全て読むのではなく、文章の中から飛び飛びに文字を拾い上げて読んでいく。人間の脳はよく出来ていて、文中の数文字を拾い出して読むと、その間を前後の関係から上手に補完して、理解できる文章を作ってくれる。
そう言えば、以前、最初と最後の文字さえ合っていれば、無茶苦茶な文章でも人間は読んでしまうというのが、ネット上で流行ったことがあったけど、要するにアレと同じ理屈か。
実際に試してみると、確かに圧倒的に早く読める。今、『モンテ・クリスト伯』を読んでいるのだけど、いつもの3倍近いスピードで読めている。元々、ある程度、僕が本を読むほうだったという理由もあるかも知れないけど、これくらいすぐに結果が出るのは、やっぱり凄い。
欠点もあるにはある。
集中力がいるのだ。脳がフル回転してる感じなので、読んでる間はかなり集中力が必要になる。また、いつもより速いペースで視点が移動するわけだから、普段よりも若干眼が疲れる。
ただ、この二つの欠点と思われるポイントは、おそらくトレーニング次第で克服できる。
毎日、10分間のトレーニング。頑張ってみようじゃないか!
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人間、恐るべしという話。 | ジズゼゾ 〜 Zhi-Ze Zest Zone 〜
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