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『範馬刃牙』のトリケラ拳発動に思う。
JUGEMテーマ:漫画/アニメ

気がつけば『グラップラー刃牙』→『バキ』→『範馬刃牙』とタイトルを変えながら、エライ長期連載になっていて、おそらく既に作者の頭の中でも刃牙のモデルが平直之だったことは記憶から薄れているんじゃないかと思うが、闘いのアイデアは次々と溢れ出しているようだ。

ピクルとの対決も盛り上がってきて、今週の刃牙は形意拳を使う。虎やらカマキリやらに続いて、最終的にはトリケラトプスを出現させる。何か召還魔法みたいだな。

刃牙は以前、自分のイメージの中のアイアン・マイケルとのスパーリングの際に、それを見ている第三者の目にさえアイアン・マイケルが見えるほどのイメージを作り上げた。今回のトリケラトプスもピクルだけではなく、花山や烈にも見えている様子。

しかも、アイアン・マイケルやカマキリは、刃牙自身も実物を見たことがあるのだろうが、トリケラトプスの実物なんて見たことがあるわけがない。つまり、刃牙のイマジネーション力というのは、本や映像で観ただけの知識を実物さならがらのリアルさでもって、第三者をも巻き込むほどのパワーを持っていることになる。これは常人の想像など及びもつかないほど、とんでもないレベルだ。

と、ここで一つ気になったことがある。
それは元恋人である梢と初めてセックスした時のことだ。
単行本を丸々1冊使ってセックスシーンだけを描くというのも衝撃だったけど、コトが終わった後に残った丸まったティッシュの山も衝撃だった。恐らく、凄いラウンド数を重ねたことだろう。

それを読んだ当時は「刃牙も初めてだし、あまりの気持ちよさに何度も何度もやってしまったのだな。。。」などと思っていたわけだが、今回のトリケラ拳を見て「いや、ひょっとしたら……」という別の憶測が持ち上がった。

刃牙の驚異的なイマジネーション力を駆使すると、それこそとんでもない自慰行為が成立してしまうことになるんじゃないのか? しかも、脳内麻薬(エンドルフィン)を使ったりしようものなら……まさしく究極の快楽の世界に到達してしまうんじゃないだろうか?

と、するとあの梢との情事の後に残ったティッシュの山が意味するのは、何度やっても満たされることのなかった刃牙の性欲なんじゃないのか?

初めての生身の女性とのセックス。
しかし、刃牙の頭の中には、イマジネーションが作り出した理想像があり、何度やってもそこに届かない快感。こんな筈じゃない! こんな筈じゃない! という刃牙の心の叫びが聞こえてくるみたいだ。

……俺は何を書いてるんだ。


 
| 漫画 | 15:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
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