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評価:
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Amazonおすすめ度:
コレを見てPART1をもう一度観るべし!
前の2作に負けない感動作☆
びっくり!!
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JUGEMテーマ:
映画『男たちの挽歌』は大好きな映画。純粋に映画として最も面白いのは1作目。2作目のクライマックスの爽快感も大好き。では、3作目はどうか? と言うことで、今回は『アゲイン 男たちの挽歌3』を紹介する。
本作のタイトルは日本公開時には『アゲイン 明日への誓い』だった。正統な『挽歌』シリーズなのに、日本の映画会社がシリーズ作ではない作品に『男たちの挽歌 最終章』みたいなタイトル付けちゃったもんだから、『男たちの挽歌』ってタイトルを使いづらくなって、結局、微妙なタイトルでの公開になったらしい。でも、実際、続編としては微妙な位置付けだと思う。
と言うのも、本作が描くのは1作目の前日譚。1作目のラストで死亡したチョウ・ユンファ扮するマークを主人公に据えた作品。1作目のマークがいかに誕生したかを描いたエピソード0に当たる物語。
ただ、マークがマークになる為の物語としては、僕はちょっと納得いかんです。確かに劇中でサングラスやコートを手にする描写はあるものの、この作品の物語だけでは、普通の青年があのマークになるとは思えない。マーク以外のキャラが全員本作で初登場というのも問題アリ。やっぱり、ここはテイ・ロンあたりが出てきて、1作目と本作を繋ぐ役目を果たして欲しかったなあ。
アニタ・ムイのキティ、レオン・カーフェイのマイケル、そして、敵役はホーを演じるのは時任三郎。本作で一番カッコイイのは、僕は時任三郎のホーだと思う。吹替の声は微妙だけど、アクションも佇まいもユンファに全く引けをとらないカッコ良さ。ただ、名前がホーっていうのだけは何とかして欲しいなあ。これは日本語字幕の問題かも知れないけど、『男たちの挽歌』でホーって言ったら、そりゃテイ・ロンでしょ。そこは考えて欲しかった。
と、まあ、物語のディテールが甘いのは間違いないし、文句もいろいろあるけど、クライマックスの戦車との対決など、ツイ・ハーク演出らしい豪快な演出も悪くない。何よりアニタが唄う「夕陽之歌」が最高。この映画、好きです。