読んだ本。観た映画。聴いた音楽。だいたいそんなようなコトを比較的地味に書いてます。
SPONSORED LINKS
Profile
Search this site.
人気のエントリー
最近、読んだ本
最近、読んだ漫画
zhi_zeの最近読んだ本
MOBILE
qrcode
Others
<< 読んでる間、時間が経つのを忘れさせてくれる10作品 【小説編】 | main | 私的備忘録:2012年4月を振り返る >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark | このページのトップへ
ジャンプ打ち切り漫画列伝『翔の伝説』


大ヒット作の次の作品というのは、難しいものです。
当然、読者の期待は大きく、その結果、期待とプレッシャーに押し潰されて打ち切りになってしまう作品は少なくありません。今回紹介するのは高橋陽一の『翔の伝説』。大ヒット作『キャプテン翼』の次に発表されました。

本作はとにかく壮大な構想でスタートします。何せ冒頭からウィンブルドンのセンターコートに立つ若者、そして、「翔という名の若者の半生を描く物語」です。


背中の名前が「S.ASUKA」となっている理由はもう少し先で明らかになります。

で、登場する主人公の翔君。年齢は5歳。


高見沢翔君。5歳。名札には「ゆりぐみ たかみざわしょう」とあります。

『キャプテン翼』も幼い翼がサッカーボールに命を助けられるシーンで始まりますが、実際にはそれから時が流れて12歳の翼が主人公ですよね。『翔の伝説』は違います。なんとこの5歳の翔君を主人公に物語が動き始めるのです!
ジャンプの読者にとって5歳児の主人公が感情移入しやすいですかね?

で、この5歳の翔君の父親が高見沢涼。


翔君の父・高見沢涼。なんかヒドイこと言ってます。

彼はかつてテニスの学生選手権で優勝した名選手ですが、翔の母親・圭子が翔を生むと同時に死んで以来、酒浸りの毎日を送っています。「俺が愛していたのは圭子で翔じゃない」とか言いながら、翔君に対しても冷たく当たるダメ親父です。

それでも翔君はけなげに一人でテニスの練習をしてます。泣ける話です。
ある事件をきっかけに立ち直った涼は、翔君にテニスを教え、翔君の才能も開花するわけですが、実は二人は本当の親子ではなかった!という衝撃的な展開が待ってます。『キャプテン翼』の次の作品に大映ドラマ的な要素を果たして読者の期待してたか?これも大いに疑問です。


ようやく解り合えた親子に悲しい別れが。。。

何度も書きますが「半生を描く物語」ですから、当然、伏線も大量に張り巡らされています。そして、あと4話を残した時点で翔君は10歳になり物語も「第2章」となります。そして、ライバルたちも大挙して登場します。が、物語はそこから4話で打ち切りになりました。


全国から集まってきた翔くんライバルになる筈だった小学生たち。

おそらく、第2章が始まった時点で打ち切りは決まってたと思うんです。それでも、慌てて伏線を拾いにいかない所に大物感が漂います。もっとも、3巻の作者コメントによると、「構想の10分の1も描けないまま終わった」そうです。最初からゴールを遠くに見せすぎたのが敗因ですね。

  
(左)1巻のコメントは作者のイラストも笑顔です。(右)最終巻では作者のイラストも物憂げですね。

この後、高橋陽一は残念ながらヒット作に恵まれず、結局、『キャプテン翼』に回帰していきます。ただ、個人的には『翔の伝説』の遺伝子は許斐剛の『テニスの王子様』に受け継がれた……と、僕は勝手に思ってます。

  

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

| 漫画 | 19:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
スポンサーサイト
| - | 19:54 | - | - | pookmark | このページのトップへ
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック

ブログパーツ