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『水滸伝』マンガ新連載のシンクロニシティ!
JUGEMテーマ:漫画/アニメ

時代伝奇夢中道 主水血笑録」さんで紹介されているのを読むまで、まったくノーチェックだったんだけど、まさか『水滸伝』を題材にしたマンガが、「週刊少年ジャンプ」「月刊少年サンデー(ゲッサン)」というメジャー誌で連載開始していたとは!
「AKABOSHI 異聞水滸伝」「月の蛇 水滸伝異聞」 二つの異聞、始まる: 時代伝奇夢中道 主水血笑録
http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2009/05/akaboshi-7827.html
『水滸伝』ファンとしては、無視するわけにはいかない。
と言うことで、早速、読んでみた。

まずは「ゲッサン」の『月の蛇 水滸伝異聞』。
梁山泊の108人は敵役で、主人公は蛇矛使いの趙飛虎なる人物。
どうやら、梁山泊の軍師の策によって、義賊、好漢という風聞を流布し正体をカモフラージュしてるという設定らしい。これはちょっと変化球。

で、今回は打虎将・李忠が登場。
そして、少年マンガ中ボスの決まり文句、
「俺よりもっと強いやつがいるぜ!」を残して、あっさり、趙飛虎に倒された。
おそらく、今後は次々と好漢が出てきて、趙飛虎と対決していく展開になるんだろう。

次に「ジャンプ」の『AKABOSHI-異聞水滸伝-』。
こちらは梁山泊が腐敗した宋と対決するという、従来の『水滸伝』と図式は変わってない。主人公はた戴宗。戴宗が巨大な剣でぶった斬る。

それにしても、戴宗が主人公か。原典に返れば、超能力で速く走れるだけの人なんだけどなあ。北方謙三先生はこれを情報ネットワークの管理者と解釈したわけなんだけど、いずれにせよ主人公にしやすいキャラじゃないよな。何故に戴宗? 『ジャイアント・ロボ』の影響か?

と思ったが、どうやら『AKABOSHI』では、戴宗の神行法を『サイボーグ009』の009こと島村ジョーの加速装置的な能力と解釈しているらしい。なるほど、それなら主人公として成立するか。これはアリだな。



両作を読んだ感想としては、どっちも序盤すぎてまだまだ物語の先の展開が分からない。これは「時代伝奇夢中道 主水血笑録」の三田主水さんが指摘されている通り。

絵は『AKABOSHI』の方が上手いと感じた。ただ、ちょっとコマ割に読みにくさを覚える。うーん、これが今風だとすると、僕は時代についていけてないのかも。

『月の蛇』の方は、オーソドックスなコマ割で読みやすかった。でも、絵は個性が弱い気がする。

先の展開が楽しみな反面、不安もある。
「ジャンプ」で『水滸伝』というのがどうにもミスマッチな気がしてならない。『天地を喰らう』になるかのか、『封神演義』になるのか? そういう感じか。



一方の『月の蛇』は、そもそも「ゲッサン」という雑誌自体の今後がまだまだ不透明。連載誌が無くなる可能性も有り得るかも。

いずれにせよ、奇しくもシンクロニシティを演じた、タイトルに「異聞」を冠する二つの『水滸伝』マンガ。何かと比べられることも予想される。願わくば両作が切磋琢磨しつつ、『水滸伝』人気を盛り上げてくれることを期待したい。
| 漫画 | 13:46 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark | このページのトップへ
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「AKABOSHI 異聞水滸伝」「月の蛇 水滸伝異聞」 二つの異聞、始まる
 このブログでおそらく最も需要の少ないのは、水滸伝ネタの記事だと思いますが、それ
| 時代伝奇夢中道 主水血笑録 | 2009/05/22 12:39 AM |

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