読んだ本。観た映画。聴いた音楽。だいたいそんなようなコトを比較的地味に書いてます。
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『ニューヨークの恋人』はタイムスリップ物としては物足りない。
評価:
¥ 1,593
Amazonおすすめ度:
ずきゅーん!
オールドファンにも楽しめます
素敵な物語。

 
JUGEMテーマ:映画

タイムスリップ物の映画と言うのは、古今東西、ホントに山ほど作られてきた。タイムスリップのパターンにはいくつかあって、「現代から未来に行くか?過去に行くか?」でも分けられるし、「別の時代に誰かが行くのか?誰かが来るのか?」という分け方も出来る。

『ニュヨークの恋人』はと言えば、1876年のニューヨークから現代のニューヨークにオルバニー公爵レオポルド(ヒュー・ジャックマン)が、現代のニューヨークにタイムスリップしてきて、キャリアウーマンのケイト(メグ・ライアン)と恋に落ちるという物語。

映画の中の設定ではレオポルドは後にエレベータの発明者として歴史に名を残す人物となっているが、これはどうやら史実ではない。レオポルド自身も架空の人物のようだ。ただ、執事のオーチスにまつわるエピソードに絡んで、ちょっエレベータファン(いるかどうかは知らないけどね)がニヤリとしそうなエピソードも入ってる。

ストーリー的には、結構、お決まりな展開で、本来、違う時代に生きる二人の男女が、価値観や習慣の時代から衝突しつつ、やがて恋に落ち……という何度も見たようなもの。目新しくはない。

タイムスリップものの映画によく出てくるのはタイムパラドックスなんだけど、この映画ではレオポルドが現代に来てしまったことで、彼が開発する筈だったエレベータに影響が出る。ただ、さほど大きくスト―リー上の影響はなくて、せいぜい、笑いのネタを提供してるくらいか。また、二人の恋のクライマックスで、もっと重大なタイムパラドックスが発生していると思うのだけど、そこもまったく問題になっていないところを見ると、この映画ではタイムスリップって要素を全く重視してないらしい。

時間SFとして見ると甚だ不満なんだけど、主演の二人のやりとりはなかなか楽しい。それなりのラブストーリーといったところか。
| 映画 | 09:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『ミシェル・ヴァイヨン』に古き良きスポーツ漫画の匂いがした。
評価:
¥ 759
Amazonおすすめ度:
ヨーロッパの「マッハGO!GO!GO!」 迫力あります。
モータースポーツ好きは…
モータースポーツ好きなら・・・

 
JUGEMテーマ:映画

一昔前のスポーツ漫画って、今の感覚で読むとかなり考証が甘い。例えば、「ホームランボールをキャッチしてスタンドインしてもアウトになる野球漫画」とか「パンチが当たってないのに風圧だけでKOしちゃうボクシング漫画」とか。読む方もそれを受け入れてて大らかだったと思う。

『ミシェル・ヴァイヨン』は、その頃のスポーツ漫画の匂いがした。

世界中のあらゆるカテゴリーで常にトップを争う二つのチーム。「ヴァイヨン」と「リーダー」の対決を描くレース映画なんだけど、設定にはかなり無理がある。

まず、あらゆるカテゴリーに同じチームで参戦して常にトップで居続けるチームという設定自体に相当無理がある。まともなレースファンが見たら、眉をひそめるような設定だ。

ライバルチームの「リーダー」は勝つ為に手段を選ばないチーム。よくある悪役なんだけど、次々と卑劣な手段を連発してくる、「ヴァイヨン」の車に異物を混入してみたり、レースカーを輸送中のトラックのタイヤを狙撃してみたり、あげくは「ヴァイヨン」のエースドライバー・ミシェルの父を誘拐してみたりと、分かりやすい卑劣な手段のオンパレード。

今、日本のコミック誌にこんなレース漫画が載ったとしたら、「これはないわ」と言われてしまいそうな気がする。どう考えても現実離れしてるもの。

ただ、僕はそんな映画も嫌いじゃない。映画なんだから、現実離れしてるだけで否定しちゃうのは、なんとも野暮な話のような気がする。現実に即してリアルであることと、面白いことは必ずしもイコールではない。

この映画は昭和の香りのするストーリーと、レースシーンのカッコ良さを楽しむ映画だよ。
| 映画 | 15:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『ラッシュアワー2』のアクションは正直ちょっと不満です。
評価:
¥ 1,700
Amazonおすすめ度:
エンドロールで笑えます
ヒットし過ぎの第二弾
前作がヒットし

 
JUGEMテーマ:映画

ジャッキー・チェンのハリウッド進出は、僕的には嬉しくもあり、ちょっぴり切なくもあるという出来事だった。おそらくハリウッド進出後のジャッキー作品で興行的に最も成功したのは『ラッシュアワー』シリーズということになるのだろう。で、今回はその2作目『ラッシュアワー2』を紹介したい。

『ラッシュアワー』シリーズではジャッキー扮する香港警察のリー刑事と、クリス・タッカー扮するロサンゼルス市警のカーター刑事のコンビが活躍する。カンフーの達人で生真面目なリーとお調子者で口八丁のカーターのコンビは、なかなか面白いコントラストだ。それ以外のキャストでも本作では悪役にジョン・ローンとチャン・ツィイーが参加してて、なかなか豪華。

本作では偽札事件をめぐって、舞台が香港→ロサンゼルス→ラスベガスと移っていく。で、行く先々でリーとカーターが反目しつつ協力し、ピンチに陥って脱出してという展開を繰り返す。

で、当然、ジャッキー映画なので様々なアクションが展開されるわけだけど、何だかどれもどこかで見たことがある気がする。ジャッキー映画のアクションシーンのアイデアには素晴らしいものがあると、僕は常々思っているのだけど、この映画のアクションに関して、ちょっと物足りなさを感じた。

この映画のアクションシーンにはどの程度、ジャッキー自身のアイデアが反映されているのだろうか? ジャッキーが『ラッシュアワー』シリーズをあまり好きではないと語る理由は、そこら辺にある気がする。

それでも、目まぐるしく舞台が変わり、次々と派手なアクションが巻き起こる展開は、少なくとも退屈はしなかった。まあ、ジャッキーの映画だから、それも当然と言えば当然なんだけど。
| 映画 | 12:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『フラガール』を見て、本気のフラダンスはカッコイイと思った。
評価:
¥ 2,890
Amazonおすすめ度:
何をしていいかわからない。
ベストキャスティング
「束縛からの開放」が観る者を元気づける。

JUGEMテーマ:映画
 
「フラダンス」に対してどんなイメージ持ってます?
僕のイメージの中のフラダンスは「オバちゃんたちがカルチャーセンターとかに通って町内会の忘年会とかで披露するもの」というイメージ。例えば「ママさんバレー」とかに近いのかな、あくまで趣味でやるものであって、「本気」って言葉からは遠い場所にいるものという感じだった。

『フラガール』を見るまではね。

石炭の需要が激減し閉鎖に追い込まれようとしている東北の炭鉱町。町おこしの為、温泉レジャー施設「ハワイアンセンター」を作ることになり、その目玉として炭鉱町の娘たちがフラダンスのショーを行うことになる……というのがストーリー。有名な話だけど、「常磐ハワイアンセンター」の設立にまつわる実話を基にしている。

「都落ちしてきた指導者が、普通の人たちを開花させる」というストーリーの作品は決して珍しくない。でも、この映画が新鮮に映るのは、「フラダンス」を題材に持ち込んだからだろう。

「フラダンス」は誰でも知ってるようでいながら、ホントはみんなよく知らない。たぶん前述した僕に近いイメージを持ってた人も少なくと思う。だけど、この映画を見ると「フラダンス」に対するイメージが変わった。本気の「フラダンス」って凄くカッコイイ! 出演者は相当練習したんだろうね。

また、ストーリーの中でもダンスシーンがキチンと意味を持っている。コーチ役の松雪泰子が冒頭で一人で踊るシーン、紀美子(蒼井優)と母の和解のきっかけとなるダンス、そして、クライマックスのハワイアンセンターでのダンスと、随所で印象的な使われ方をしてるのも良かった。

炭鉱にこだわる人たちと、新しい道を模索する人の間での対立や葛藤、そして和解もキチンと描かれていて、劇中で3回くらい涙してしまいましたとさ。
| 映画 | 11:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
映画『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』を僕は真っ当な青春映画だと評価する。
評価:
¥ 2,394
Amazonおすすめ度:
つまらんクソ映画
これから2人はどこへ行くんでしょうか。
バカはこれくらいやれ

JUGEMテーマ:映画
 
滝本竜彦の小説『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』を読んだのは、もう随分と前の話だ。最初はとにかくタイトルの響きがカッコ良くて、ただそれだけを理由に買ってしまったんだった。で、それから数年後、映画を見たのです。

『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』は、高校生の男女が謎のチェーンソー男と戦い続ける映画だ。と書くと、ホラー映画か?アクション映画か?と思うところだけど、そんなにバトルシーンは多くない。この映画のメインはバトルそのものではなく、主人公の陽介(市原隼人)と絵理(関めぐみ)とチェーンソー男の関係であり、至極真っ当な青春の姿なんだ。

たまたま、チェーンソー男と女子高生・絵理の漫画のようなバトルの現場に遭遇した陽介は、何もない日常から飛び出す為に、絵理と協力してチェーンソー男と戦うことにする。陽介にとってチェーンソー男を倒すことが目的ではなく、絵理と一緒に非日常な世界に身を置くことが目的になっている。

チェーンソー男の存在や、絵理が何故に超人的な戦闘能力を身につけたのか?と言ったことについても明確な説明はない。と言うより、この作品にそれは不要だ。この作品におけるそれらの要素は、青春や思春期といった「よくわからないけど、誰もが通る何か」へのメタファーなんだろう。

市原隼人が主役ってのは、どうなのかな?とちょっと思ってたのだけど、思ったより良かった。関めぐみも含めて、原作のイメージとは必ずしも一致してないかも知れない。でも、これはこれで有りだと思う。

まあ、文句の付けどころはいくらかあるんだけど、僕は青春映画として思ったよりも上手くまとまっていたと思う。これはなかなかの佳作だと思う。
| 映画 | 21:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『バニシング・レッド』を見て、ドルフ・ラングレンは綺麗にまとまり過ぎてると思った。

JUGEMテーマ:映画
 
肉体派のハリウッドスターというポジションがある。シュワルツェネッガーやスタローン、ブルース・ウィリス。ヴァン・ダムやセガール親父もそうかな。ドルフ・ラングレンもそういう系譜に連なる一人なんだけど、どうも今ひとつ物足りなさを感じるんだよね。『バニシング・レッド』を見て、ますます、その思いが強まった。

『バニシング・レッド』は、高級車専門の密売組織に属していたサンティ(ドルフ・ラングレン)が、自分たちを裏切った組織の黒幕に復讐するという単純なストーリー。ストーリーが単純なのは決してマイナス要素じゃない。問題はその単純なストーリーにどんなディテールをくっつけるか。結論から言うと、この映画のディテールは全然駄目だ。

ハッキリ言うと、この映画って基本的にカッコ悪い。
まず、サンティと対決する敵がことごとくカッコ悪い。カッコつけてる感じではあるんだけど、全然、カッコ良くないし。決着の付き方までカッコ悪いんだ。

一方、主役のサンティを演じるドルフ・ラングレンはどうかと言うと、彼はルックスも良いし、身長も高く肉体もビルドアップされていて、立ち姿はなかなか絵になる。だけど、動き始めると今ひとつカッコ悪い。彼は極真空手をやっててかなりの実績を積んでるらしいんだけど、そのせいか格闘の動きの一つ一つが綺麗だ。僕が思うにそれがこの映画では裏目に出てる気がする。もっと荒っぽくて良いのに、どうも綺麗にまとまっていて、違和感があるんだ。

ヒロインのリタ(クリスティン・アルフォンソ)はセクシー担当。とりあえず脱ぎ担当。始めは脱獄犯と人質の関係だったサンティとリタが、やがて良い感じになるのは、まあドラマ的に当然の展開ではあるんだけど、その展開にも説得力がない。そんなに簡単に身体許しちゃいかんでしょ。

爆走するカウンタックだけはなかなかカッコ良い。そこだけは見所。特に爆炎が吹き上がる工場から脱出するシーンは見応えありました。
| 映画 | 13:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『母べえ』が予想外に泣けてしまった。これが大人のハマる山田洋次の世界か。
評価:
¥ 2,793
Amazonおすすめ度:
左翼の偏向反戦映画。
戦前の日常から描く家族の絆
戦争がうむ悲劇

 
JUGEMテーマ:映画

山田洋次の映画には、あんまり食指が伸びなかった。
子供の頃、うちの両親が「寅さん」とかを喜んで見てるのに付き合わされて、一緒に見てたのだけど、正直、退屈だった。そりゃあ、子供だからさ、もっと派手な映画が好きだもの。

そんな感想を抱いたまま、大人になってしまった僕なので、この『母べえ』にしたところで、全く期待もせず、どっちかと言うと半ば義務的に見た感じだったんだ。だけど、見終わった今、これは見て良かったと思う。『母べえ』は良い映画だったよ。

太平洋戦争目前の日本。思想犯として投獄された父。その父の帰りを待つ家族。『母べえ』が描くのはそんな家族の姿だ。

主人公の野上家は皆、名前に「べえ」をつけて呼び合う習慣があり、父は「父べえ」、母は「母べえ」、娘二人は「初べえ」「照べえ」と呼び合う仲の良い家族。戦時下の暗い世相の中、父が投獄されているにも関わらず、野上家は人たちは前向きなので、映画自体のトーンは決して暗くない。

だけど、この映画はちゃんと戦争を描いていると僕は思う。直接的に派手な戦争の悲劇を煽るわけでもないけど、キチンと戦争によって、大事なものを奪われていく様を描いていく。何かこの感じが逆に泣けた。

主演の吉永小百合をはじめ出演してる俳優もいい仕事してると思う。浅野忠信は芝居が上手いんだか下手なんだか、僕の中での評価がどうにも定まらない俳優なんだけど、いつも不思議な存在感と説得力がある。この映画の山ちゃんも味のある良いキャラクターになっていて、とても良かった。

やっぱり、食わず嫌いはいけないな。子供の頃は退屈に感じた「寅さん」も大人になった今、改めて見てみると面白いのかも知れないなあ。
| 映画 | 03:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
僕は『崖の上のポニョ』に門前払いをくったみたい。
評価:
¥ 3,180
Amazonおすすめ度:
なるほどこれは、なかなか深いのかな
簡単なストーリーだが訳が分からない作品
結構迷惑な子供ですよね(笑)


JUGEMテーマ:映画
 
正直、宮崎駿の映画にさほど思い入れはないけど、『千と千尋の神隠し』も『もののけ姫』もそれなりには楽しかったし、20年くらい前に『ナウシカ』を初めて見た時には、やっぱり面白かった。でも、何だか『崖の上のポニョ』は世界に入る前に、門前払いをくわされたような気分だよ。

『ポニョ』のストーリーは解説するまでもないと思う。人間の少年・宗介に恋した魚のポニョが人間になる話だ。要するに人魚姫だよね?

で、ポニョが人間になる過程で、大洪水が起こり町が水の底に沈むのだけど、この描写に全然危機感がない。敢えてそういう描き方をしてるんだろうけど、それにしたって、誰がどう見たって大惨事だ。にも関わらず、町の人達はなんとも平静だ。この世界の人たちは、何とも肝が据わってるなあ……とは思わなかった。余談だけどこの水に沈む町は『パンダコパンダ』を思い起こさせる。

と言うか、そもそも、何でこの世界の人たちはポニョをやすやすと受け入れてしまうのかも謎だ。どう見たって、普通に存在する生物には見えないポニョ。あるいは映画の中の人たちの目には、ポニョは普通の魚として映っているのかも?とも思ったけど、しっかり人面魚とか言ってるところを見ると、やっぱり映画の中の人たちの目にも、ポニョはそれなりに奇妙な生き物に見えているようだ。何だかよく分からないなあ。

例えば『千と千尋の神隠し』は、あっちの世界とこっちの世界の境目が明確だ。『魔女の宅急便』なんかはあっちの世界とこっちの世界が完全に融合してる。では『ポニョ』の世界はどうかと言うと、この境目がなんとも曖昧なんだ。ポニョは特殊な存在なんだけど、それが受け入れられてたり、そうでなかったりと、どうもハッキリしない。そんなこと気にしなけりゃ良いじゃん。と思わなくもないけど、これは僕の性分。気になりだしたら、全然、世界に入って行けなくなった。

どうやら、僕にはこの映画を楽しむ資質がなかったみたいだね。
| 映画 | 00:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
ウォシャウスキー兄弟の初監督作品『バウンド』を見た。
評価:
¥ 3,192
Amazonおすすめ度:
レズ対マフィア!映画好きには必見の作品
金の引き渡す場面から一気にこの映画の本編が始まる
美女と野獣

JUGEMテーマ:映画
 
『マトリックス』で旋風を巻き起こしたウォシャウスキー兄弟。
でも、僕は不勉強にして彼らの監督作品を『マトリックス』シリーズ以外には、『スピードレーサー』しか知らなかった。

と思ったら、デビュー作以降にはそれ以外しか撮ってなかった!
そんなわけで、ウォシャウスキー兄弟の初監督作品『バウンド』を紹介したい。

映画の内容を簡単に言うと、レズビアンのカップルが、マフィアから金を強奪しようとする映画だ。マフィアから金を奪おうとする映画は珍しくないけど、それを実行するのがレズのカップルっていうのは珍しい。

冒頭から結構エロい感じでストーリーが展開する。主役のレズカップルを演じるのは、ジェニファー・ティリーとジーナ・ガーション。この二人がエロい。

舞台はほぼマンションの1室。限定された場所で展開する物語というのは、低予算映画の常套手段。おそらくはこの映画も例外ではないだろう。そして、例えば『レザボアドッグス』のように、そんな映画の中から傑作が飛び出すこともある。

舞台設定に関して言うと、設定上の必然性もあるし、いろいろとその場所ならでは的なギミックもあって、マンションの一室という舞台を上手く生かしてるんじゃないかと思う。

『バウンド』はと言えば、そこまでの傑作ではないと思う。でも、最後まで見ている僕の想像のチョットだけ前を行く展開が続くので、退屈はしなかった。騙し騙され的な展開になればもっと面白かったのに!という感じ。

ウォシャウスキー兄弟の以降の作品をイメージすると、若干、方向性が違う気もするが、原点と言われるとそんな気もする作品。
| 映画 | 19:06 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ
『やじきた道中 てれすこ』で、改めて落語の魅力と難しさに思いを馳せる。
評価:
¥ 1,480
Amazonおすすめ度:
小泉今日子にひかれて。
松竹らしい「粋」な作品。
望遠鏡

JUGEMテーマ:映画
 
落語が好きです。
新作も良いけど、やっぱり古典が好き。
でも、僕は落語を映像化、それも長編映画にすることに「うーん」とちょっと微妙な気分になる。

弥次さん喜多さんと言えば、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』に登場する二人組。まあ、誰でも名前くらいは聞いたことはあるだろうし、何となくイメージもわくことと思う。そんな二人を中村勘三郎と柄本明が演じて、ヒロインに小泉今日子を迎えた映画が『やじきた道中 てれすこ』だ。

映画のストーリーはと言えば、遊女・お喜乃(小泉今日子)の不治の病の父の死に目に会いたいという望みを叶えるため、足抜けに協力することになった弥次郎兵衛(中村勘三郎)と喜多八(柄本明)。この三人の珍道中に、古典落語のエピソードを交えて描く。

個々のシーンを切り取って見ていくと、さすがに主演の三人を始めとして、芸達者が揃っていてなかなか楽しい。結構、大笑いしたんだけど、何か大きな幹になるストーリーがない気がする。一応、お喜乃を父の元に連れて行くっていう旅の目的はあるものの、それがストーリーの幹とは言えない。何となくまとまりの悪い印象を受けてしまった。

タイトルにもなっている「てれすこ」をはじめ、「狸賽」「野晒」といった古典落語のエピソードが入ってるんだけど、やっぱり落語の噺は落語として完成してるものなんだよな。と思う。「てれすこ」の謎の生物も落語だったら、観客がそれぞれに想像力を働かせれば良いけど、映画になってしまうと、やっぱり映像で見せなきゃ、何か納得できなくなる。落語はある種の緩さを前提にした表現だけど、映画だとそうはいかない。この辺が落語の映画化に対して、何となく賛成できないところなんだよね。

結構、面白かったんだけど、もっと面白く出来そうな気がする映画でした。
| 映画 | 11:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | このページのトップへ

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